単位/用語集 - タンク 表面処理 - 腐食防止

不動態被膜、不働態化処理

【不動態被膜】
ステンレスに含まれているクロムが酸素と結び付いて表面に出来るごく薄い(10~30Å)膜で、この膜によりステンレスが錆びない。

【不働態化処理】
製造されたステンレス製品の表面にある不動態被膜は、加工過程で発生する様々な原因によって不完全な状態にある。この状態は不動態被膜の破壊などを引き起こしやすく、錆の発生に繋がる。不動態化処理とはこの不完全な不動態被膜を本来の状態に戻し、さらにクロムに富んだ状態へ強化する表面処理であり、その目的は耐食性の向上(錆びないようにするため)。

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